こんにちは。クロマチックミュージックラボのプロデューサーの隊長さんです。

さて、今回は少し音楽用語について話をしたいと思います。
と、言っても、affettuoso、cantabile、poco a poco …のような
クラシックで使われる難しい用語の方ではありません。
ご安心下さい。( ̄ー ̄;

因みに↑のは「アフェトゥオーソ、カンタービレ、ポコ・ア・ポコ」と読みます。
意味は「愛情をもって、歌うように、少しずつ」です。(`・ω・´)キリッ

本日のテーマは

サビです。

 

音楽用語「サビ」とは?

ところでサビってご存じですか?

音楽のサビって?

勿論!知ってるシッテル…。
曲で一番盛り上がるトコ。
一番気分良く歌えるんだよね〜

その通り!
一般的な曲の構成 <A><B><C> とかの
<C>に当たる箇所ですね。

因みに <A>,<B>,<C> はリハーサルマークと言います。
リハーサル…つまり練習時等で「じゃ36小節目から」等と言う代わりに、譜面に書かれたリハーサルマークを指定すると伝わりやすいので、コンテンポラリー(非クラシックで流行の)音楽では良く使われています。

では歌い出しの<A>や、それに続く<B>はなんて言うのでしょう?

サビは<C>メロと言ったりするので
<A>メロ、<B>メロでも良いと思います。
ですが、まぁ一般的には<A>をVerse(ヴァース)、
<B>はBridge(ブリッジ)と呼びますね。

一般的なリハーサルマークの付け方の例♫

リハーサルマークとは

何をして「一般的」と言うかは難しいですが、
隊長さんの経験上…として捉えて下さい。ヽ(´ω`;)ノ
と言うのも、非クラシックな音楽で使われる記譜法
音大で学ぶ『楽典』とかなり違うものだからなのです。

勿論、JAZZにはJAZZの、PopsにはPopsの、
ある程度決まった法則(ルール)はあります。
しかしコレがコンテンポラリーミュージック全般に
当てはまるかと言えば、さにあらず。
な〜んとなく大雑把に、ある程度の決まり事さえ踏襲(とうしゅう)していれば
細かい事はどうでも、とりま読めればOK!なのです。

例えば、こんなんでも立派なメンフ(譜面)です。

ミュージシャンが書く譜面

リハーサルマークも、頭から順にふっていく人もいれば
<intro> <A> <A’> <B> <C> <inter>…  のように
曲の構成が分かるように《懇切丁寧》に書く人もいます。
※因みに隊長さんは《懇切丁寧》タイプですよ。うふ。

「ヴァース」などの言い方も、海外でレコーディングしたり
外人のミュージシャンとセッションしたりして
ワールドワイドになってきてから使う様になった…とゆより
相手に伝える為に、相手(外国)側のローカルルールで
表現する必要に迫られたから。
いや、もっと単純に

「おお!その言い方カッケー!頂きっ!」だったりして。 ( ´艸`)

へ〜。ミュージシャンが使う譜面って
結構ザックリした感じのモノなんだ〜。
ん?ちょっと待って!
『サビ』って日本語じゃん。
なら英語で『サビ』はなんて言うの?
反対に『ヴァース』『ブリッジ』は日本語でなんて言うの?

ははは。ヽ(´ω`;)ノ
鋭い質問ですね。

サビは『コーラス』が一番近い感じかな。
盛り上がりでコーラスがいっぱい入ってる事が多いからでしょうか…。
ま、起源がどうあれ、コーラスが入って無くてもコーラスと言いますね。

一方『ヴァース』『ブリッジ』に関しては、、、
先の<A>メロ、<B>メロ以外、別の日本語は聞いた事ありません。

なんていい加減なっー!

ミュージシャンって

そうです。そんなもんですww

そもそも
「サビ=コーラス」て言うのも結構いい加減な話で、
厳密に言うと洋楽には日本で言う所の『サビ』に当てはまるよな
あんな感覚は無いのかも知れません。

その昔、洋楽では三部形式(ABA)が一般的でした。
※AABAやAA’BAの型も含みます。
しかも真ん中の<B>は、一番盛り上がる部分(今で言うサビ)でなく、
楽曲のテーマである<A>の再現部を際立たせる為に設けられた展開部であり、
<A>と<A>を繋ぐ架け橋のような役割りが強いのです。
その為この<B>はブリッジと呼ばれていました。

日本では『語り物』や『謡曲』の中で一番盛り上がる
「聞かせどころ」を『さわり』と呼んでましたが、
それ(さわり)を曲の冒頭部分とした誤用が広まった為
本来「盛り上がる」場面で、反対の意味である「さび(寂)」を
誤用の上塗り的に用いた…と考えられています。

また<B>は「冒頭部分=さわり」でないから「サビ」なので
日本で出版された少し古いJAZZ等の理論書を見ると
『サビ=ブリッジ』と書かれてたりします。
※これなどは本来の誤用ですらないってゆ〜www

邦楽でも洋楽の影響を強く受けた頃の(昔の)曲は
「印象的な部分=歌始めの部分=<A>メロ」であり
<B>メロは『サビ』と言うより繋ぎの展開部でした。

※例:「真っ赤な太陽」「見上げてごらん夜の星よ」等

その後、日本独自の様式美とも言える<A><B><C>形式が確立され
※詳しい解説は   wiki「サビ」参照
最もキャッチーな部分は『サビ』、ソコへ繋がる部分を『ブリッジ』と
分けて呼ぶようになった…とゆ感じでしょうか。
( ̄ー ̄;

 

最後に

サビについて色々考えてみましたが
如何でしたでしょうか?
単純な言葉だと思っていても
実は深かったりします。

本当は『日本で言うところのサビ』について
更に掘り下げるつもりでしたが
あまりの長論文(?)になってしまうので
今回はこの辺で止めておきます。

秋の夜長「知ってるつもり」の事を調べてみると
結構面白深いいです。

特に音楽にまつわる話はね!
次の記事は

それでは、See U Soon!ヽ(^。^)丿

この記事を書いた人

隊長さん
隊長さんプロデューサー、グループ&Skypeレッスン
レーベルのプロデューサー・ユニット『Complicated Protocol』で、クロマ・Program・黄色・韻を踏む事(単なる駄洒落と言わないで!)等を担当。ラボのレッスンでは「音」を「楽」しみながら、曲創りやアレンジ、歌唱法や奏法など、プロとしての経験を元に、的確な指導とアドバイスを行っています。