コンプロの黄色担当にゃんこ先生こと隊長さんです。コニャニャチワ!
(=^ΦωΦ^=)にゃあ

にゃんこ先生1

【お知らせ】
今回の記事は前回と関連した内容です。
前の記事をご覧になってない方はこちらからどうぞ!

ところで

最近、J-Popやアニソンなど、日本の音楽が海外で人気があるそうですね。
(※クールジャパンてヤツです)
洋楽に対して憧れとコンプレックスを感じてた
20世紀少年な隊長さん世代にとって
隔世の感も否めない所ではあります。( ̄。 ̄#)

それはさて置き、何故 昔我々は洋楽に憧れを感じ、
そして現在は海外の方々が我々の音楽をクール!と感じるのか?

それはずばり互いの

無いモノねだり

な思いからくるのではないでしょうか。

昭和な時代には『情報』はほぼ紙媒体しかなく
世界の流行が極東のジャポンに伝わるまで
めっちゃ時間が掛かっていました。
 ←反対に日本の状況は海外に伝わる事はほとんど無かった。
なので海外のアーティストやバンドを知る度、
音もファッションも超ナウいモノに感じたものであります。

一方現在海外の方々は、ネット等で今の日本の音楽を聞き
『こんなの聞いた事ない!クール!!』と感じてるのです。

え?
今の邦楽が洋楽よりクール?
日本の音楽の、どの辺が洋楽よりいいの??
つか、そもそも邦楽と洋楽の違いって何???…イッタイ

はい。大変良い疑問ですね。\(^o^)
今回はその辺りについてお話したいと思います。

 

クールジャパンな理由1:日本語の語感

邦楽と洋楽の違い・・・
先ず第一に『歌詞が日本語である』とゆ事ですね。
何だそれ!…と思うかも知れませんが、
かつて我々が憧れたのも『英語』だったからこそ
カッコ良く聞こえたのは紛れもない事実です。
 ※今と違い昔は、一部の地域(米軍基地の在った場所など)を除いて
 ネイティブな英語に触れる機会などほとんどありませんでした。

日本語は表音文字であり、文字の組み合わせで『言葉』を表します。
一方西洋では『単語』単位で発音し、文字(=アルファベット)単体で発音しません。

つまり日本語では一文字に対して一つの音を当てられるのに対して
英語は音節単位で当てる事になるワケです。

今一意味が分かりづらいですか?( ̄Д ̄;;

例えば「あいしてる」の5文字は「ドレミファソ」と5音で歌えます。

3-譜例1

しかし英語なら「I・Love・You」と3音節なので「ドレミ」の3音で歌えます。

4-譜例2

ちょっと待て!
「あ・い・ら・ぶ・ゆー」て歌えば5文字だぞ!

( ̄ー ̄;

それ最早日本語ですから。(`・ω・´)キリッ

「わっとたいむいずいっとなう」
と言っても通じない(英語に聞こえない)のと同じです。
 ※因みにこの場合「掘った芋いぢんな」の方が通じるって言いますよね(え?関係無い?)。

ともあれ、この音節単位と言うのが『ミソ』でして、
「Love」を1拍で発音する…と言っても
「ら〜(l∧)」の後どっかで「ゔ(v)」と下唇を噛まなくてはなりません。
 ※括弧内は分かり難いですが発音記号です。

じゃいつ噛むのか?

今でしょう!

( ̄ー ̄;

いや、その、つ、つまり、
「噛む」タイミングについての明確な定義はなく
『曲のビートやグルーブに合わせてシンガーが自在に唄い廻す』
…と言いたかったワケです。☆(・ω<)てへぺろ

文字だけで説明するのは中々難しいですが、
その「明確でない位置」が独特のノリを出してるのです。

一方日本語だと基本「1音1文字」なので、
どうしてもカクカクした感じになってしまいます。

まぁ、この「妙な感じ」こそが、
海外の方々にしてみれば、(かつて我々が憧れたように)
アメージングなクールジャパンなのかもしれません。

 

クールジャパンな理由2:サビ

前回の記事で曲の構成についてお話しました。
その中で日本独特な『サビ』と言う感覚について少しだけ触れましたが、
まさにコレこそ、海外の方々がクールと感じる部分ではないでしょうか。

J-Popな曲の多くは<A><B><C>で1コーラスと言う構成になっています。
そして(前回お話した通り) <C>は『サビ』…つまり
一番盛り上がる印象的なメロディーになっています。

以前海外のアーティストと仕事した時
こんな事がありました。

jpop-k1:隊長「このメロディー凄くいいだろ?サビにぴったり!」
pop:海ア「Why?」
jpop-k1:隊長「だってキャッチーだし…」
pop:海ア「いや、そんなにいいメロなら何故頭に持ってこない?」
jpop-k2:隊長「え?!」( ̄Д ̄;;

そうなんです。
確かにあちらの曲だとド頭から全開バリバリ!
とゆタイプの曲って多い気がしませんか。
ロックな曲だとイントロ…と言うか『リフ』そのものが
歌メロよりも印象的な『曲の顔』になってたり…。
例えば “Smoke on the Water” とか “20th Century boy” とかwww

そもそも洋楽では日本で言うところの
「サビ」とゆよな感覚は無いのかもしれません。
前回「サビ」の訳とした「コーラス」も感覚的に言えば
日本のそれと実はかなり違う気がします。
 ※それ…つまり語りや謳いでの「山場」と言う感覚。。。

この辺、日本人独特な感性なので、
あちらの方にどう説明しても中々伝わりません。

英語だと先ず「何がどうした=最も言いたい事」を語り
「どの様に」等の状況説明は後回しですが、
日本語は言語自体が『文末決定性』なので
最も重要な事は一番最後に語られます。
思考は言語で行うので、当然これは考え方にも反映され
最も重要な部分(=山場)は後で語る
と言う様式が確立されたのではないかと思います。

そしてこの(海外の方には中々理解されない)日本の様式美こそ
アメージングなクールジャパンなのではないでしょうか。
 ※例えばアニソンなどでは、伝統的にこの様式が
 厳格に守られ続けてる…と言っても過言では無いと思います。

無い物ねだり

自分には無い、ハーモニー(コード感)、リズム(グルーブ)、
それにあったメロディライン、そして曲の様式。。。

今までに接した事の無い感性に触れた時、
人は驚き、感動し、また憧れ、時にコンプレックスを感じます。
そして「無い物ねだり」の思いが、誤解と劣等感の中で、
それまでの自分の感性と化学反応を起こし、
昇華された時、新しい音楽が生まれるのです。

日本語でロックは出来るか。

スピリッツの問題でなく、音楽の形式として
「無理」「カッコ悪い」と言う人は多かった気がします。
 ※隊長さんが若かりし頃はね。

もっともあの頃は、常に論争のテーマでしたね。
ま、今考えるとスピリッツと様式の話だったので、
討論が噛み合う筈も無かったのですが…。

しかし、1音1字でなく1拍1音節的に発音可能な
言葉は、日本語にもあるんですよね。
そんな言葉を効果的に配し、発音自体も若干巻き舌で歌ったりすると
ケッコウ洋楽的な囲気雰になるんじゃない?:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

その辺のお話は、長くなってしまうので
作詞法のTipsとして、いずれまた書きたいと思いますが、
この「無い物ねだり」の試行錯誤こそが、
無二の個性を育むのではないでしょか?

 

まとめ

劣等感をパワーに!
コンプレックス万歳!!

とゆ事で、それではまた。
しぃゆぅす〜〜んにゃっ!!\(^o^)/

にゃんこ先生2

この記事を書いた人

隊長さん
隊長さんプロデューサー、グループ&Skypeレッスン
レーベルのプロデューサー・ユニット『Complicated Protocol』で、クロマ・Program・黄色・韻を踏む事(単なる駄洒落と言わないで!)等を担当。ラボのレッスンでは「音」を「楽」しみながら、曲創りやアレンジ、歌唱法や奏法など、プロとしての経験を元に、的確な指導とアドバイスを行っています。