こんにちは!
Chromatic Music Lab.です♬

楽譜出版事業「宝音出版」より、

フレデリック・ショパン
【24の前奏曲 作品28】

が出版されました。

3線譜について詳しく知りたい方はこちらから☆

ショパン:前奏曲(プレリュード)

以前、『12の練習曲 作品10・作品25』の記事では、ショパンとジョルジュ・サンドに焦点を当て、スペインの「マヨルカ島」に滞在していたということを書きました。
実は、この『24の前奏曲 作品28』はその時の「マヨルカ島」滞在中に完成したと言われています。

ショパンの前奏曲(プレリュード)は、24曲の曲集と2曲の独立曲の全部で26曲となります。

  • 24の前奏曲 作品28(24 Preludes  Op.28 )
  • 前奏曲嬰ハ短調 作品45
  • 前奏曲変イ長調(遺作)

曲の長さは様々で、いずれも小品です。

「24の前奏曲 作品28」は、バッハの「平均律クラヴィーア曲集」に大きく影響を受けたと言われているように、24全ての長短調で構成されています。
「平均律クラヴィーア曲集」は曲の構成がハ長調、ハ短調から始まり、半音ずつ上がっていくのに対し、「24の前奏曲」は、長調はハ長調、短調はイ短調から始まり、5度圏を上がる構成となっており、のように全てに個性がありつつも一体感のある曲集となっています。
現在では、組曲として捉えられることが主流で、24曲を通して演奏されることが多いそうです。

24曲の中では、

「No.4 ホ短調」
ショパンの葬儀の時に演奏されたといわれている。
「No.7 イ長調」
日本では「太田胃散」のCMに使用されたことで知られている。
胃腸とイ調をかけたという話。

「No.15 変ニ長調」
「雨だれの前奏曲」と聞けば知ってる方が多いこの曲。
24曲の中で一番長い曲である。

がよく知られているのではないかと思います。

24の前奏曲 作品28(24Preludes Op.28)

 3線譜の読み方(.pdf)

・No.1 ハ長調 ・No.2 イ短調 ・No.3 ト長調
・No.4 ホ短調 ・No.5 ニ長調 ・No.6 ロ短調

・No.7 イ長調 ・No.8 嬰ヘ短調 ・No.9 ホ長調
・No.10 嬰ハ短調 ・No.11 ロ長調 ・ No.12 嬰ト短調

・No.13 嬰ヘ長調 ・No.14 変ホ短調 ・No.15 変ニ長調
・No.16 変ロ短調 ・No.17 変イ長調 ・No.18 ヘ短調

・No.19 変ホ長調 ・No.20 ハ短調 ・No.21 変ロ長調
・No.22 ト短調 ・No.23 ヘ長調 ・No.24 ニ短調

さいごに

前回出版された、『12の練習曲 作品10・作品25』と比べると、難易度の低い曲も収録されており、ショパンは難しい、、、と思っている方でも入りやすいのではないかなと思います。
3線譜は、譜読みが簡単なので初心者でもスムーズに練習することができますよ♬
ぜひチェックしてみてくださいね☆

楽譜はこちらからチェックできます☆