![鍵盤が折れたクロマトーン](https://chromatic.jp/wp-content/uploads/2014/08/P1010682-650x434.jpg)
こんにちは。広報のゆなさんです。確かに手先は器用です。
今回は、練習熱心な世界のクロマトーンユーザーに向けて、
鍵盤が沈んでしまった!!
とお困りの方に、女性でも簡単に鍵盤をなおせる方法をお教えします。
沈んでいます。。
これは、叩くように激しく弾いてしまった。または、練習の鬼すぎて、中の鍵盤が折れてしまった。という状態です。
さて、修理に取りかかりましょう。用意するものはたったの2つ。
- 先端が磁石になっているドライバー
- アロンアルファ(速効多用途)
これだけ。アロンアルファは、液状のものが適切です。ゼリー状や耐衝撃バージョンだと、、また折れます。(笑)
![P1010685](https://chromatic.jp/wp-content/uploads/2014/08/P1010685-650x365.jpg)
まずは、クロマトーンを裏返しましょう。鍵盤に圧がかかりにくい場所でね。
ラボでは、ソファの上や、自分の腿の上に乗せたりします。
それにしても、穴がたくさんあります。
![P1010686](https://chromatic.jp/wp-content/uploads/2014/08/P1010686-650x365.jpg)
目を凝らして見てみると
矢印のマークが書かれている所があります。
![P1010687](https://chromatic.jp/wp-content/uploads/2014/08/P1010687-650x365.jpg)
解りやすいように、矢印のついた穴に付箋を貼ってみました。
![P1010689](https://chromatic.jp/wp-content/uploads/2014/08/P1010689-650x365.jpg)
12カ所ありますね。
ここのビスを、すべて外していきます。ビスを外すときは、左回しです。
![P1010691](https://chromatic.jp/wp-content/uploads/2014/08/P1010691-650x365.jpg)
どうでしょう。
ここで、磁石のついたドライバーが役にたちます。深くて狭い所にビスがうたれているので、このようにくっついてくれることで、非常に施工しやすいです。
外したビスは、無くさないようにトレイなどに集めておきましょう。
![P1010694](https://chromatic.jp/wp-content/uploads/2014/08/P1010694-650x365.jpg)
12箇所のビスを外し終わったら、クロマトーンを丁寧に表に向けます。
![P1010695](https://chromatic.jp/wp-content/uploads/2014/08/P1010695-650x365.jpg)
そして、ボディの上カバーを丁寧にずらしてみましょう。
ずりり。。
![P1010696](https://chromatic.jp/wp-content/uploads/2014/08/P1010696-650x365.jpg)
ちょっとだけですよ!ずらすのは。
鍵盤のこの部分が見えるところまでで良いです。
お、ここだな。
![P1010697](https://chromatic.jp/wp-content/uploads/2014/08/P1010697-650x365.jpg)
私はだいたい、クロマトーンを開ける度にいつもそう思います。(笑)
さて、アロンアルファの出番です。
皆さんもご存じの通り、アロンアルファは一滴だけでその素晴らしい接着効果を発揮してくれます。
欲張って、多めに垂らしてしまうと・・・
また折れます。
ですので、1滴厳守。1滴だけなら、ササッっと塗り伸ばしてもOK
さて、ここからが勝負!
慎重に!
両手を使って!
目を凝らして!
結合させます。隙間無くピタッとできたらしばらくキープ。
10秒くらいは、息を止める勢いで自分自身も固まりましょう。
![P1010702](https://chromatic.jp/wp-content/uploads/2014/08/P1010702-650x365.jpg)
慎重に手を離して、接着完了。
![P1010707](https://chromatic.jp/wp-content/uploads/2014/08/P1010707-650x365.jpg)
もうどこが折れていたのかも解りません。
![P1010708](https://chromatic.jp/wp-content/uploads/2014/08/P1010708-650x365.jpg)
角度を変えても、浮きや沈みもありません。
あとは、念のため5〜10分くらいは、接着が安定するまで待ってから、
またクロマトーンを裏返して、外したビスをしめていきましょう。
ビスをしめるときは、右回しです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
すこし面倒ではありますが、女性や、不器用な方でも意外と簡単にクロマトーンの鍵盤は直すことができそうです。また、クロマトーンの鍵盤(キートップ)は、敢えて外れるように作られていますので、楽器運搬中に、キートップが外れて無くなってしまったなどの場合は、キートップの交換もできますので、お気軽にラボにお問合せくださいね。